平成24年度文化庁芸術祭参加作品・日本テレビ『リアル×ワールド ディレクター被災地へ帰る 母と僕の震災365日』の番組内で紹介された「母の日記」を書籍化した、『生きてやろうじゃないの! 79歳・母と息子の震災日記』のリレー朗読プロジェクト第3弾!
『生きてやろうじゃないの! 79歳・母と息子の震災日記』http://amzn.to/XyfBJq
朗読 土屋滋生
挿入歌 森圭一郎 「空が青いから」 作詞作曲 森圭一郎 http://keiichiro.com/
編集 M.K project
制作 株式会社 AXIS DO http://www.axisdo.co.jp/
「生きてやろうじゃないの! 79歳・母と息子の震災日記 1」「2」
未曾有の大震災の中、被災した一軒一軒それぞれの苦しみや哀しみを伝えられないかと、日本テレビ・武澤忠ディレクターが、被災した福島県相馬市の実家に一人暮らす母・武澤順子を1年間追い続けたドキュメンタリー『リアル×ワールド ディレクター被災地へ帰る 母と僕の震災365日』(平成24年度文化庁芸術祭参加作品)。
なかでも反響を呼んだのが、誰に見せるともなく、ノートの余白やチラシの裏側などに綴られた「母の日記」だった。最愛の夫に先立たれ、津波で家も半壊……絶望の中で「本音」を吐露したその日記には、決してカメラの前では語られないような様々な苦悩・葛藤・不安・悲哀が満ちていた。
「被災地に生きる」とはどういうことなのか……いや、そもそも「生きる」とは? ……等身大で語られたその想いは、やがてたくましい再生への決意と変わっていく。
79歳を揺り動かした強烈な意志とは何だったのか? 被災したからこそ気づいた「大切なもの」とは?
武澤順子は語る。
さまざまな援助も受け、御恩に報いるためには、被災者自身が覚悟を決めて立ち上がらなければ前には進めないのだと思う。被災者としての誇りでもある。
番組の舞台裏を赤裸々に綴った忠の取材日記を織り交ぜて、武澤家の1年間の奇跡を辿る。 これは、単なる「震災の記録」ではない。震災でも壊れなかった、「家族の絆」の物語。
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